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習志野バプテスト教会の週報

◆ ロマ書の学び(370)

         ▽ み言葉に生きる


  〝心(こころ)に貧(むさぼ)る者(もの)は爭端(あらそい)を起(おこ)し ヱホバに倚(より)賴(たの)むものは豊饒(ゆたか)になるべし〟
                 箴言二八章二五節

  一九一九年、ヨーロッパ諸国で二〇〇余りの条約が締結(ていけつ)された。しかし、それらの条約が守られたのは、わずか二年間であったという。どの条約も、お互いの国の代表者が「守ります。」とサインを交(か)わしたが、一〇年、二〇年と続くことはなく、わずか二年で反故(ほご)になってしまったというのだ。どんなに人間が約束し合っても、それは簡単に破られてしまうということだ。これから結婚しようという皆さんは、気をつけて欲しい。結婚の時の約束は破られやすいものである。

  私たちは、心の安らぎを求める。以前、女性の身でありながら大変精力的に動いておられた元外務大臣の川口さんの活躍ぶりをテレビで見る度(たび)に「すごい人だな」と思った。昼に、イスラエル地方に行ってアラファト議長と会談したかと思えば、同じ日の夜中には、アメリカに出発前のシャロン首相と少し話をするという。

  しかし、出発前の空港でちょっと話しをしただけで、あれだけこんがらがってしまったイスラエルとアラブ諸国の平和を、日本がしゃしゃり出て何ができるだろうかと思う。日本が外交の場に出て行くとき、たいてい多額(たがく)のお金を「支援」という形で払わされている。しかもそのお金は、国民が払っている税金から出ているのだ。

  日本はO.D.A.という形でも中国に莫大(ばくだい)なお金をつぎ込んでいる。ロシアに対しても、パキスタンやアフガニスタン、インドなどあちこちにお金をばら撒(ま)いている。しかし、それにも関(かか)わらず、日本は全(まつた)く平和に貢献(こうけん)していないのと同じなのである。その理由は簡単、平和はお金で買えないものだからである。

  それが証拠(しようこ)に、皆さんの周(まわ)りにいる大豪邸(だいごうてい)に住(す)む人たちの家庭が、平和そのものかというとそうではない。遺(い)産(さん)相(そう)続(ぞく)でもめてしまう。親が生きている間はいいが、親が亡(な)くなると、子供たちの間で遺産相続の争いが絶(た)えないということがよくある。

  銀座の四つ角(よつかど)に線香(せんこう)で有名なK店があるが、そこはかつて日本中のマスコミを大騒(さわ)ぎさせた遺産相続の争いで有名な家庭だ。銀座四丁目は日本一地価の高い場所だから、あの土地だけでも大変な金額になる。その土地をめぐって、遺産相続の血みどろの戦いが繰(く)り広げられたのだ。                      ( 続 く )

  ◎ 暗誦聖句 コリント前書一章九節
〝汝(なんじ)らを召(め)して其(そ)の子(こ)われらの主(しゆ)イエス・キリストの交際(まじわり)に入(い)らしめ給(たも)う神(かみ)は眞實(まこと)なる哉(かな)。 〟

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